飛騨の旅3














           
  写真上左は富山湾でしか獲れない白海老。口に含むと甘みがあってとろけるよう。体長が3
〜4p、太さが7〜8oぐらい。熟練の女性は、1時間に1000匹ぐらい殻を剥くという。年に2
回、3ヶ月おきに3ヶ月間しか漁ができないそうで、時期的についていた。
 写真上右は飛騨牛の刺身。店主によると、客には極上の料理しか出さないそうで、牛は最高
級の飛騨牛A−5等級だという。口に含むと、肉汁がじわっと広がって、噛まなくても肉が溶け
るようだった。脂っこくはなく、飲み込んだあとは、濃厚なミルクの香りが口中に残った。

















 その最たるものは写真下左の陶板焼で、めちゃくちゃに美味かった。右が牛トロ握りで、味
は獲れたてのマグロの大トロ以上ではないだろうか。値段は陶板焼は1皿(牛150g)3000円
で、牛トロは2カンで1500円。美味い生ビール、冷酒も飲んで、一人5000円ちょっと。これだ
けのものを東京で食べて飲んだら、一人1万円は越えるのではないか。

 翌朝はゆっくり露天風呂に浸かってから、食堂に行った。夕食は外食にしたのでホテルでは
朝食だけにしたが、和食がまた素晴らしかった。高山名物の朴葉(ほうば)味噌、鮭、納豆、み
そ汁、卵などがお膳に溢れるほど出てきて、食べきれないほどだった。

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