城内パティオ（中庭） 獅子のパテオ
グラナダ王国は、１４９２年までイベリヤ半島に残った唯一の回教国である。まわりを圧倒的
に強力なキリスト教徒に囲まれて、現世の享楽を刹那的に追い求める王宮になった。この城に は敗者の翳りがあやしく輝いているというがわからなかった。２２代続いた王は、１４９２年迫り 来るキリスト教徒に対して、戦わずして城を明け渡す。
上右写真はハーレムで、正面建物の左右には部屋がいくつもあって、一部屋に女たちが何
人も住んでいたようだ。当時、ここに入ることができたのは女と宦官だけで、１２頭のライオン が水盤を支えた噴水はどの旅行雑誌を見ても出てくるほど有名である。
右の写真は白い町として有名なミハスである。
ミハスは高い丘の上にあって、それほど広い所
ではなかった。
ここに来る途中、フランスやドイツの金持ち
たちが夏２ヶ月ほど滞在するというスペイン
最大のリゾート地マラガを通ったが、オレンジ
色の屋根に白い壁の大きなマンションが、海岸
沿いにぎっしりと建っていた。壁を白くしている
のは夏、太陽光を反射させて涼しくさせるため
だそうだ。
最近物価が高くなり、ビール１本で１０ユーロ
（約１６００円）、彼らはちょっと食事しただけで
チップを１０〜２０ユーロ置いていくという。
１０年前４００万で買ったマンションが、現在
４０００万円以上で売れるそうだ。ここはピカソ
誕生の地でもある。
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