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とれとれ市場は西日本最大級のマーケットで、総敷地面積15,000坪、バス70台・普通車777
台の駐車場がある。玄関を入って真正面にある巨大水槽には、クエなどの魚が回遊し、マグロ コーナーでは生マグロを切売り販売していた。日曜日だったので駐車場もいっぱい。やっと空 いているスペースを探して停めた。巨大な食堂も満員に近く、鉄火丼やイクラ丼や天丼コーナ ーには長蛇の列。やっと8人が座れるテーブルを確保。それぞれが好きな刺身の入った皿を 持ってきてテーブルに並べたが、すごいボリューム。「美味しい」「美味い」の声。果たして食べ られるのかと思ったが、あっという間になくなった。その後、ハンドルを取られるぐらいの風雨の 中、海岸線を一路勝浦へ。途中、潮岬灯台と橋杭岩を見物しながらホテル浦島へ向かった。
. 駐車場に車をおいてから、ホテルのバスで桟橋へ。そこから数分船に乗ってホテルに渡っ
た。部屋で一休みし着替えてから長さ154mの大エスカレーター・スペースウォーカーで頂上 へ。素晴らしい展望で、西には紀伊勝浦の街と那智連山が広がり、東には荒々しい熊野灘が 広がっている。那智山に一瞬那智の滝が見えたが、すぐに霧に隠れてしまう。晴れていると、 陽にきらめいて流れ落ちる白い水の流れを見ることができるのだが、小雨まじりのこの天候で はとあきらめた。
このホテルの売り物は、広さ1000平方メーター、高さ22mの忘帰洞である。紀州藩主徳川
頼倫公があまりの景色の佳さに帰ることを忘れてしまった、というのがその由来。昼間ならば、 広大な熊野灘が眼前に拡がり、いくつもの小さな島が熊野灘に遠く霞んで、岩礁に当たって白 波を立てている景観を見ることができるのだが、海はすでに漆黒の闇。熊野灘の怒濤がすぐ 近くまで押し寄せ、飛沫が飛び込んでくる。すぐ近くで海賊たちが酒宴を開いているような古代 のロマンと荒々しさを感じた。 ![]() |