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ギザの三大ピラミッド
今度の旅行で最も楽しみにしていた三大ピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメンの黄金のマ
スク、ミイラを見ることができる日である。三大ピラミッドはクフ王、 カフラー王、メンカウラー王 のピラミッドで、クフ王のピラミッドが最大である。三人は祖父、父、子の関係で、エジプト人の 親孝行さは人間の徳性として今でも綿々と受け継がれているそうで、子は父より、また父は祖 父より大きなピラミッド を造らなかった。スフィンクスは顔はカフラー王、 体はライオンだそう で、暫し見とれてしまった。
ピラミッドが4000年間崩れなかったのは、地震がない、雨が降らない(雨は年間2〜3日の
み)、 砂が石と石の間に入り込んで一種の緩衝材の役目をしている、の三点によるといわれて いる。クフ王の ピラミッドは1個1.2トンの石を100万個積み上げて作ったそうで、高さが一四 〇m近い巨大な ピラミッドに、いったい、どうやって石を積み上げたのだろうか。
この後、モハメッドアリモスクを見学し、バザールで買い物をしてから夕食を取って、エジプト
考古学博物館 に向かった。午後七時から二時間、貸し切りだったので、中をゆっくり見学す る。残念ながら撮影禁止のため、 ツタンカーメンの黄金のマスクは撮影できなかったが、この 上なく優雅で神々しく、まさに世界の至宝という感じがした。
次にミイラ室へ。ここにはB.C.1574年からB.C.1070年までの有名な王や女王計十二
体 のミイラが展示されていて、まるで黒い木彫りの人形が眠っているようだった。約3200年 前に亡くなった 長身のラムセス二世のミイラもあった。
ピラミッド
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