ギザ

 この辺りではどっちを見てもピラミッドで、名前など覚えきれない。ダハシュールでは赤ピラミ
ッドの中に入った。入口にはやはり警官が三人、警戒にあたっていて、大人一人がやっと通れ
るような狭くて長い階段を、中腰で下りる。一四〇段下って、やっと玄室(棺を納める部屋)に
出た。石の棺が二つほど入るだけの狭い空間である。また中腰で外へ。無理な姿勢で三百段
近い階段を下ったり、上ったりしたため、この後二日間は太腿が痛くて、歩くのにも苦労した。

 その後、メンフィスの博物館で見たラムセス2世の巨大な像は、上品で素晴らしかった。ふと
屋上を見ると、厳つい顔の警官が銃を持って警戒している。カメラを向けて、いいか、と聞いた
ら頷いたのでパチリ。歩き始めたら、近くにある椰子の木陰から警官がおいで、おいでしてい
る。チップをせまる魂胆らしい。相手にせず、バスに乗り込んだ。

         ラムセス2世          屋根に上って警戒している警官













            ベリーダンス       ピラミッド群が見下ろすギザ市内

















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