北大と余市 

 北海道大学は札幌駅のすぐ近くだった。敷地が53.6万坪もあるという。駐車場からポプラ
並木まで20分以上歩いたような気がする。大学の構内には広い道路が走り、原生林がモザイ
ク状に広がり、あちこちに楡の巨木やポプラやイチョウの木があった。巨木から数え切れない
ほどの種がタンポポのようにふわふわと風に舞って、まるで雪が降っているみたいだった。ポ
プラ並木は平成16年の台風で半数が倒木したそうでまだ整備中だった。散策路は出入り禁
止でポプラの背の高さはまだバラバラで、写真で見知っていたポプラ並木の面影はなかった。

                        ポプラ並木
                  
  


             左から湯川、片桐、枝、小林、三浦(敬称略)



 上はニッカウィスキーが生まれた余市工場で、5年から15年ものまで試飲することができた
が、年数に比例して甘味とコクが増えるのが実感できた。工場内に竹鶴創業者とスコットランド
人の夫人と住んだ洋風の住まいがあったが、ここでも創業者の偉大さが伝わってきた。

 小樽                                           積丹半島