今日のローマ歴史地区観光でイタリア旅行は終了し、明日は帰国である。熱燗の、美味い日
本酒と寿司が目に浮かぶ。連日の長い観光と長距離のバス移動で体は疲れていたが、気合 いを入れてバスに乗りこんだ。
最初に行ったのは、長い天井にずらりと絵が描かれてあるヴァチカン美術館（左下）。
博物館を出た所に松ぼっくりの彫刻があってこの前でいくつもの団体が並んで記念撮影して
いた。何となく気に入って、ついパチリ（右下）。
引き続き、隣り合わせになっているシスティーナ礼拝堂へ。ここは全面撮影禁止。
天井にはミケランジェロが教皇ユリウス２世のために５年かけて描いた創世記を主題にした
大傑作（「アダムの創造」「水と地の分離」「楽園からの追放」等が描かれてあった。４年間にも わたって、こんな高所で、それも上を向きっぱなしでよく描けたと思う。そしてその２５年後、今 度はパウルス３世のために５年間を費やして、巨大な壁画「最後の審判」を描きあげる。キリス トが右手を挙げて、天国に行くか地獄に堕ちるか審判を下している絵にはなんと３９１人もの人 物が登場している。あまりにもの迫力に、ただただ声を呑むばかりだった。
サン・ピエトロ大聖堂
ヴァチカン市国の人口
約１０００人のすべてが
聖職者だという。
広さは日比谷公園の
２．５倍。
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