![]()
トークショウには腹を抱えて笑い転げた。いかつい顔をしたレスラーみたいな大男が出てき
て、けたたましい声をあげて手足を動かすのである。大男が客席の中から選んだ3人の男(ア メリカ人、ベトナム人、日本人)に一人ずつ同じようにしろと言っても、声を上げなかったり、順 序を間違えたり、スムーズにできた者は一人もいない。それを大男が指摘して同じようにやら せるのであるが、ユーモアたっぷりに指摘する姿や言われてもポカンとしている男や指摘通り にできない男たちのとまどいと混乱に、みんな涙を流して笑っていた。
その後、食堂で夕食を取ってから約1時間半、ダイナミックな炎のショーを見てから、ツアー
のバスに乗ってホテルに帰った。
楽しい日々もあっという間に過ぎて、いよいよ最後の観光日になってしまった。朝、7時前に
ホテルを出てバスでダイアモンド・ヘッドに行った。 ![]()
頂上へ続く道。道はよく整備されていて歩きやすい。裸足で歩いている人もいた。
最初はコンクリートの平坦な道であるが、後半で一気に急な勾配になった。軍用に造られた
途中にある展望台で一休み。トンネルが数カ所あるが、今では足元に電灯があるので懐中電 灯は要らない。ゴールはもうすぐという所で現れた99段の急階段。これを登りきり最後のトン ネルとらせん階段を登ってやっと頂上に到着した。登り始めてから約40分。きつくはなかっ た。頂上にある展望台から撮った写真が表紙の写真である。
下りてから、楽しみにしていた朝市に寄った。土曜日の午前中だけ開かれ、3年前に果物と
野菜を売ったのが始まりだそうだ。今では朝食ツアーもあるほどの人気スポットになっているそ うで、すごい人出だった。我々もそれぞれ自分の好きな店で弁当を買い、芝生に座って食べ た。私はオムライス風のチャーハンを食べたが、ハワイで残さずに食べられたのはここの弁当 だけだった。
その後はバスでシー・ライフ・パークへ。途中、澄みきった青い海と絶壁で有名なハナウマ・ベ
イを通ったが、そこからシー・ライフ・パークまでは忘れられないほど美しい海岸線が続いた。 ![]() |