最後に

 1.トラピックスのツアーに参加。総勢で34名。内訳は新婚夫婦が4組、我々のような熟年夫
婦が5組。4人組の兄妹が1組、3人の親子連れ2組、白髪の姉妹2人に友人同士が2組だっ
た。期間が長かったので、お互いに親しくなり、和気あいあいと旅行できた。特に新婚の奥さん
たちはいずれも美人で、淑やかさ、若さに溢れていた。どの夫妻も爽やかで、話していて楽し
かった。子宝にも恵まれて、幸せになって欲しい、と真底思った。

 2.トイレ
 イタリアに住んでいるガイドによると、イタリア人は日に平均2回しかトイレに行かないという。
そのため公衆便所はなく、トイレはすべて有料。一回0.5ユーロ(約85円)。日に何度も行くの
で、小銭を用意するのが面倒だった。但し、レストラン、デューティ・フリーショップ、一部のカフ
ェは無料。

 3.No good ! だと思ったこと。
   1)シャッター、壁、塀など到る処の落書き。道端のゴミ。
    
  2) 縦列駐車。
    駐車場がないので、車がどの道にもお互いに密着して縦列駐車していた。イタリア人ガ
    イドに車を出す時にトラブルにならないかと訊いたら、ぶつけたぶつけないで、よく問題 
    になっているという。テルミナ駅(ローマ駅)近くでは3車線のうち真ん中のレーンには車
    が向かい合わせに停めてあって、右側と左側のレーンの半分には縦列駐車。その間を
    縫って車が走っていた。2人乗りと4人乗りの小さな車をよく目にした。

   3)機内乗務員やホテルのフロント(女性)
     男性は明るくて愛嬌のある方が多かった。

 4.アジア、日本回帰

  ヨーロッパは遠くて食事も不味く、どの国に行っても似たり寄ったり。感動することが年々少
なくなってきた。おそらく今回の旅行で、ヨーロッパは最後になりそう。あと海外で行きたいと思
っているのは、ハロン湾・アンコールワット、インド、桂林・麗江ぐらいで、それが済んだらオース
トラリアとハワイに行ってのんびりするつもり。

 交通の利便さ、街の美観・清潔さ、サービス精神、教育の質の高さ、食事、豊かさ…。
 日本は、総合力で世界でナンバーワンの国だと確信している。
 遠いといっても飛行機で1、2時間程度。食事も美味く、行けば満面の笑みで迎えてくれる
 日本国内旅行が、急に魅力的に思えてきた。 
                                                 (完)



  ローマ2                                   イタリアへの旅