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ローマはAC395年、東西に分裂。476年、西ローマ帝国崩壊後のイタリアは、東ローマ帝
国などに支配され、962年からは神聖ローマ帝国に属された。ベネチアが地中海貿易で勢力 を拡大。ジェノバ、ピサも加わり十字軍を支援して巨大な富を得ると、内陸でもミラノ、シエナ、 フィレンツェなどの商業都市が発達。各都市は11世紀後半に自治権を獲得し、自治都市を形 成し、都市国家へと発展していった。
統一国家なるものが存在しなかったので、15世紀末から2世紀以上にわたってフランス、ス
ペインに翻弄され、1815年オーストラリアの支配下におかれた。1850年代に入ると、サルデ ィニア王国がイタリア統一運動の中心になり、国王エマヌエーレ2世がオーストリアに宣戦。勝 って、1861年にイタリア王国が誕生した。
フィレンツェは14世紀後半も勢力を拡大。戦費に窮する各国に貸付をして、巨大な財力を蓄
えた金融業者が、メディチ家である。メディチ家はやがてフィレンツェの実権を獲得。ミケランジ ェロ、ラファエロ、ボッティチェリらの強大なパトロンとなって、キリスト教会(教皇)に支配されて いた芸術を市民階級へと解きはなって、ルネッサンスが花開く。
ルネッサンス絵画の集大成ともいえるのが、ウフィッツィ美術館である。勿論、メディチ家が建
設したもので、ここにはミケランジェロ「聖家族」、ラファエロ「ひわの聖母」「教皇レオ10世」 ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」などが飾ってあった。これ以外に写真集などで見た絵画がた くさんあったが、残念ながら立ち止まって鑑賞するだけの時間がなかった。
サンタ・クローチェ教会
イタリアで最も美しいゴシック様式の教会 フィレンツェの街を一望に見渡せる
ミケランジェロ広場にて
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